大手家具点に足を運んでマットレスを選んだり、ショッピングセンター内にある寝具店でマットレスを選ぶ時って何を基準に選んでいいのかイマイチわからないことが多くありませんか?
実は「鈴木家のマットレス管理人」も今までずーっとマットレスの選び方に悩んでいました。
実際に寝てみることはもちろん、その道のプロである店員さんにも色々聞いたのですが結局どの店員さんも同じようなことを言っているので不安なんです。
マットレスって安い買い物ではないですし長く使うからこそしっかりしたものを選びたいですよね。
今回は腰痛や背中の痛みに悩んでいて、マットレス選びに長く悩んだ私が「マットレスの失敗しない選び方」を伝授したいと思います!
紹介内容
マットレスの選び方は
何を重要視するかを明確しておく
まずマットレスを選ぶ時に一番大切なことは、マットレスに何を求めているのかを明確にイメージすることです。
- 腰痛を和らげてくれる
- 背中が痛くならない
- 寝返りをサポートしてくれること
- 寝起きの肩こりや足のしびれを軽減したい
- 寝つき良く快眠できること
- 姿勢正しく寝れること
- 長く(8年くらい)使ってもヘタれない
それぞれどんなマットレスの種類がどんな人におすすめなのか種類を簡単に一覧表にまとめたので見てみてください。
目的に合ったマットレスの種類を知る
←スマホスライド可能→
種類 | 体圧分散 (腰痛に重要) |
寝返り (腰痛に重要) |
通気性 | お手入れ | 価格 |
高反発マットレス(ウレタン) | ◎ | ◎ | △ | ◯ | ◎ |
低反発マットレス(ウレタン) | ◯ | △ | × | △ | ◎ |
ボンネルコイル | ◯ | ◯ | ◯ | × | △ |
ポケットコイル | ◎ | ◯ | ◯ | × | × |
高反発ファイバー | △ | ◯ | ◎ | ◎ | △ |
ラテックス | ◯ | △ | △ | △ | ◯ |
それぞれのマットレスの詳細については「マットレスの種類をまとめて比較」でご紹介しています。
ここだけの比較表を見てもらうとわかるように、腰痛や背中の痛みにはウレタンマットレスが適していて価格的にもコスパが良いことがわかります。
しかし、ウレタン系のマットレスには高反発と低反発の2種類があり、硬さ・厚み・通気性の良さなど選ぶポイントが豊富にあります。
鈴木家が腰痛を和らげるマットレス選びに成功した時の状況とともにどんなマットレスがおすすめなのかをさらに具体的にご紹介していきます。
腰痛・背中の痛みに高反発マットレス
低反発マットレスはどっちがいい?
まず、腰痛や寝起きの背中の痛みを和らげるために適しているマットレスは、高反発マットレスか低反発マットレスのどちらか2択だったので両方購入して試して見ることに。
そして結論からいうと、腰痛や背中の痛みには高反発マットレスの方がおすすめです。
←スマホスライド可能→
高反発マットレス | 低反発マットレス | |
腰痛の具合 | かなり楽になった | あまり合わなかった |
寝返り | 自然な寝返りが可能 | 勢いをつけないと寝返りできない |
体の辛さ | 2ヶ月目あたりから楽になったと実感 | 寝心地はいいが体がダルくなる |
おすすめな人 | 腰痛や背中の痛みに悩んでいる人 | 体重45~50kg以下で柔らかく寝たい人 |
低反発マットレスも柔らかくて衝撃の吸収性に優れているので寝心地はよかったのですが、マットレスが柔らかすぎることにより体が深く沈んで腰痛や背中の痛みが悪化してしまったんです。
ここで一つわかった重要ポイントは、自分の体重にあった硬さのマットレスを使うことがとても重要ということです。
腰痛マットレスの
硬さ・柔らかさ(ニュートン)は
自分の体重を目安に選ぶ!
寝起きの腰痛や背中の痛みを改善するには自分の体重にあった硬さのマットレスを使わなければ解消することができません。
マットレスが柔らかすぎたり、硬すぎたりすると寝ている時の姿勢が崩れてしまったり圧迫されて血流が悪くなり腰痛や背中の痛みにつながってしまいます。
このような状態になってしっていると寝起きの腰痛は永遠と改善されることがありません。簡単にいうと、硬さがあっていないマットレスで寝る行為は正座を8時間しているのと同じ状態なんです。
マットレスの硬さや柔らかさは正式には「ニュートン」と表記されていて、この硬さや柔らかさについては消費者庁がしっかりと定めている基準があります。
区分 | 用語(表示名) |
110ニュートン(11重量kg)以上 | かため |
75ニュートン(7.5重量kg)以上110ニュートン(11重量kg)未満 | ふつう |
75ニュートン(7.5重量kg)未満 | やわらかめ |
このようになっていますが、正直パッとご覧になっても意味がわかりませんよね・・・。私も数字的な部分に弱いので意味がわかりませんでしたが、わかりやすくお伝えすると
- 110ニュートン以上が高反発マットレスと呼ばれるもの
- 75~110ニュートン未満が普通の敷布団程度
- 75ニュートン以下が低反発マットレスと呼ばれるもの
上記のことから、硬さを選ぶ目安としては次のように分類することができます。
そして体重別の目安としては、
体重 | 硬さ |
50kg以下 | 100N以下がおすすめ |
50~80kg | 140N程度がおすすめ |
80kg以上 | 170N程度がおすすめ |
- 寝起きに腰痛や背中の痛みがある人
- 110N〜の高反発マットレスがおすすめ(自分の体重に合わせて選ぶこと)
- 体重が50kg以下の方
- 100N以下の柔らかい高反発マットレスか低反発マットレスがおすすめ
【結論】腰痛・背中の痛みには
高反発マットレスがおすすめ
この画像のように、高反発マットレスは立っている時と同じ姿勢で体の特定部分に負担をかけずに寝ることができるんです。腰痛に悩んでいた私が実際に使ってみて快適な寝起きを実感することができましたし、今も高反発マットレスを愛用しています。
高反発マットレスの最大の特徴は、寝ている時に正しい姿勢を保ち、自然な寝返りが可能なので体の血流が保たれて寝起きの腰痛や背中の痛みを悪化させないという点です。
私はこれまでに数種類(総額25万円)ほどのマットレスを使ってきて、寝起きの腰痛と背中の痛みを改善できる高反発マットレスに出会うことができました。家族や友人にもおすすめしているほど気に入っているマットレスなので腰痛に悩んでいる方は参考にしてみてください!
腰痛マットレスの選び方Q&A
女性で体重が46kgなのですが何がおすすめですか?
100N程度の高反発マットレスか、低反発マットレスがおすすめです。
体重が50kg以下であれば低反発マットレスでも深く沈みすぎず自然な寝返りを行うことができますし、体圧分散性されて寝起きの腰痛も和らげることが期待できます。
安くて耐久性の高いマットレスを選ぶコツはありますか
あります!私のおすすめもご紹介させていただきます。
安くて耐久性の高いマットレスを選ぶポイントは、「モットン」のような復元力90%以上・密度30D以上を目安に購入すると質の高い長く使えるマットレスを購入できます。
マットレスの厚みはどのくらいがおすすめ?
厚みは10cm以上がおすすめです。薄いとあまり違いを実感できませんでした。
腰痛や背中の痛みに特化して選ぶ場合には、厚みが10cmはあるものを選ぶことをおすすめします。厚みが10cm程度以上ある高反発マットレスで、復元力が90%以上あるマットレスを選ぶことで5〜7年程度はヘタりなくしっかりと体の体重を体圧分散しながらバランスよく寝姿勢を保ってくれます。
高反発マットレスは床に直置きできますか?
できますが、すのこや除湿シートを併用するのがおすすめです。
床(フローリング)や畳に直置きすると湿気がたまり安く、カビやジメジメ感の原因になってしまいます。1週間に1度程度干すのであれば直置きでも問題ありませんが、お手入れを忘れがちな人は直置きよりも、すのこの上にマットレスを敷いたり除湿シートを敷いてからマットレスを敷くことをおすすめします。
高反発マットレスはおりたたみできますか?
できるものとできないものがあります。
高反発マットレスは反発力が強いので折りたたみがしづらい種類のマットレスですが、私が愛用している「モットン」や「雲のやすらぎ」なら専用ゴムバンドやケースが付属されているので簡単に折りたたんで収納することが可能です。
今現在、腰痛や肩こり、背中の痛みなどに悩んでいて整体や鍼治療などあらゆる腰痛治療を行っても改善されない方は、まずは腰痛改善の基本中でもある自分の体重にあった硬さのマットレスを使い、正しい寝姿勢で寝てみることをおすすめします。