寝返りのしやすいマットレスが寝起きの腰痛改善ポイント

多くの人が意識したことがないと思いますが、寝返りは大人から子供まですべての人にとって大事な行動です。

もちろん、人によって寝返りの多い少ないの差はありますが、それでも人は寝ている間におよそ10回から40回の寝返りを打ちます。そしてその寝返りによって睡眠の良し悪し、朝の目覚め、体調などに差が出てきます。

もしも「目覚めがスッキリしない」、「朝疲れを感じる」、「肩や腰が痛い」という場合には、夜中にいい寝返りが打てていない可能性があります。寝返りは寝ているときの環境や使っている寝具によって大きく変わってきます。

今回は寝返りしやすいマットレスと寝返りと腰痛の関係について詳しく見ていきましょう。

寝返りと腰痛の関係

寝返りと寝起きの腰痛はとても深く関係しています。寝返りを意識的にしている人はほとんどいないと思いますが、実は寝返りには重要な役割があります。

そしてその役割が腰痛と密に関係しています。そもそも寝返りは人が行う自然な行動です。起きている間、人の体は常に何らかの動きをし活動しています。

では休んでいる間、体が全く動かなくなっているのかというとそういうわけではありません。人が睡眠し、休んでいる間も体は動き、活動をしています。もしも寝ている間、体が全く動かないでいると重力や自分の体重の影響で圧迫されてしまいリンパの流れが滞ってしまったり、血行が悪くなったり、体の下の部分に酸素が送られにくくなります。

圧迫状態が長時間続けば続くほど、体にとって悪い状態が続くことになり、朝起きてもスッキリしなかったり疲れが癒されない原因となってしまいます。

特に体の大きい人や肥満体型の人は圧迫状態が起こりやすく、体にかかる負担が大きくなります。

寝返りが少ないと腰周りの圧迫や血行不良の原因になる

先ほども述べたように、寝返りを打たないと人の体では血行不良や酸素不足などが起こってしまいます。血行不足や酸素不足の状態が続くと、筋肉が酸欠状態になり人は痛みを感じてしまいます。

長時間座っているときをイメージしていただくとわかりやすいですが、同じ姿勢でずっと座っていると体重がかかっている腰が圧迫され痛みが出てしまいますよね。それと同じように、寝返りの打てない状態が続くと、寝姿勢の中でもっとも体重がかかっている箇所が圧迫され、痛みを感じるようになります。

体の中では腰やお尻周辺がもっともマットレスに沈み込みやすいため、腰痛に強く影響を及ぼしてくるというわけです。

寝返りの回数が多すぎても疲れが取れない

寝返りをたくさん打つ方が体にとって良い状態と言うわけでもありません。寝返りが多すぎると体は休んでいるにもかかわらず、起きている間と変わらないほど活動しているという状態になってしまいます。

そうなると体は本当の意味で休むことができず、夜中に目覚めてしまったり、朝起きても疲れや眠気を感じたりするようになります。つまり、寝返りは全くなくても、行いすぎてもダメだというわけです。

また寝返りを打ちすぎる場合でも腰には負担がかかってしまいます。寝返りを打ちすぎる状態というのは、体がマットレスに沈み込んでいない状態です。極端に言えば床などの硬い板の上で腰が浮いた状態です。

体は自然なS字カーブを描いています。お尻のでっぱりを支えるために腰が宙に浮いた状態が続くと、無理な体勢がたたり腰は痛みを発症してしまいます。その状態を何とか緩和させようと何度も寝返りを打つわけですが、結局体の自然なカーブを支える腰は休めなくなり、痛みが出てしまうというわけです。

逆に柔らかいマットレスに合わせるように、体のS字カーブが真っすぐになってしまっても、人は寝苦しさを感じるため、何度も寝返りを行うようになります。本来なら緩やかなカーブを描くべき背骨が真っすぐになっているという状態は、腰に負担がかかっている状態になってしまうため、S字カーブが保てなくても腰に痛みが出てしまうようになってしまいます。

寝返りしやすいマットレスの条件

寝返りを全く打たない状態も、打ちすぎる状態も人の体にとってはいいものではありません。程よく寝返りが打てる環境が大切です。それにはやはりマットレスが重要になってきます。

寝返りしやすいマットレスの条件を挙げてみましょう。

    • 柔らかすぎないこと

-体が沈み込んでしまい寝返りが打てなくなる

    • 硬すぎないこと

-お尻や腰、背中が強く圧迫され寝起きの痛みの原因になる

    • マットレスの厚みが10cm以上あること

-マットレスが薄いと体をしっかりと支えることができない

    • マットレスの横幅が十分にあること

-狭いマットレスでは寝返りを自由にすることが難しい

基本的にはこの4つです。

体重に合った硬さのマットレスを選ぶこと

疲れをしっかりと癒し、寝起きの腰痛を引き起こさないマットレスの選び方は自分の体重に合っている硬さのマットレスを選ぶことです。

柔らかすぎるマットレスでは、体へのフィット感は高いものの、体を持ち上げることができず体がマットレスに沈み込んでしまいます。また、柔らかすぎるマットレスの上では、体が沈み込んでしまっているため寝返りを打つことが難しくなります。

反対に硬いマットレスは下からの支えをしっかりと行えます。しかし、硬すぎるマットレスになると体へのフィット感がなくなってしまうため体が自然なカーブを保つのが難しくなります。

つまり、フィット感もありつつ体をしっかりと支えてくれるマットレスが寝返りの打ちやすい最適なマットレスだということです。

マットレスの厚みは10cm以上が理想

人の体の凹凸を考えると、マットレスは10㎝以上の厚みのあるものが必要です。10㎝以下の薄いマットレスでは、どんなにフィット感があり体を支えることができても体の出っ張った部分がマットレスの底や床についてしまいます。

そうなると体の一番出っ張った部分の支えが十分とは言えなくなり、その部分に痛みを伴うようになるため、良いマットレスだとは言えなくなってしまいます。

スポーツ選手が使うような薄いマットレスは一般人の筋肉量や体型には適していないことが多いため、アスリートではない方はなおさら10cm程度厚みのあるマットレスを選ぶべきだと考えます。

マットレスの横幅も重要

そして、マットレスの幅も寝返りを打つには重要なポイントです。

マットレスが狭すぎると、寝ている間とはいえ体が意識してしまいます。一つのマットレスで子供やパートナーと寝ている場合でも、無意識に気を使ってしまいますよね。そういった状態では体はしっかりと休むことができず、寝返りを打ちづらくなってしまいます。

特に体の大きな人、体格のいい人は一人で寝ていてもシングルサイズのマットレスが体に合っていない可能性があり、寝返りを無意識に行っていないこともあります。体格の大きな人はセミダブルのマットレスを、一つのマットレスを2人でシェアする場合は、体が横になったときに手が当たらない10㎝以上の余裕が左右にあるマットレスを選ぶようにしましょう。

高反発と低反発はどっちが寝返りに優れている?

実際に両方のマットレスを使った経験から寝返りの打ちやすさで比較すると、高反発マットレスの方が優れています。

しかし、体重によりどちらを選ぶべきかが変わってくるので一概の高反発マットレスの方がいい!と断言することもできません。高反発マットレスと低反発マットレスの特徴やどちらを選ぶべきかの基準を簡単にご紹介しておきます。

高反発マットレスは体重45kg以上の方におすすめ

高反発マットレスはその名の通り反発性が高いため敷布団や低反発マットレスよりも少し硬い寝心地になります。

体へのフィット感は低反発マットレスに比べると劣るものの、反発力が高いため寝ている姿勢を正しく支えることができます。質のいい「モットン」のような高反発マットレスであれば、ある程度の柔軟性としっかりとした弾力性の両方のバランスが取れているので、体を無理な姿勢にせず健康的な姿勢で寝ることが可能になり快眠を実現できます。

ただし、反発性が強いので体重が45kg以下で筋肉量の少ない女性が使うと少し硬すぎて腰痛や背中の痛みが悪化してしまう可能性もあります。

筋肉量が衰えてくる50代以降の女性で体重が45kg以下の方は低反発マットレスや高反発マットレスと敷布団が合体したマットレス「雲のやすらぎ」がおすすめです。

低反発マットレスは体重45kg以下の筋肉量が少ない女性におすすめ

低反発マットレスは、フィット感が高く体の重み、衝撃を吸収してくれるマットレスです。低反発マットレスでも上質なものであれば、程よく体を支えてくれることもできますが、基本的には重さに対しては、重ければ重い分だけ沈み込んでしまうものがほとんどで、なかなか支えるという意味では劣ってしまいます。

体重がある方が低反発マットレスを使ってしまうと体が必要以上にマットレスに沈み込んでしまうため体が思うように動かなくなってしまい、寝返りが打ちにくくなってしまいます。

先ほどもいいましたが低反発マットレスは体重45kg以下の筋肉量の少ない女性(50代以降や年配の方)におすすめできるマットレスです。ちなみに幅広い世代から人気のある低反発マットレスは「トゥルースリーパープレミアム」と言うマットレスです。

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